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堅めな文章と描写で読者にも読む根気が必要な作品。ただ、ラストの盛り上がりはヤンデレとしてもストーリーとしても一級。話数は3話しかないので寝る前にバッと読んでしまうことをお勧めする。
作者の持ち味が上手く噛み合っており、ヤンデレ作品としては王道を行っている。登場人物像がスッと頭に入ってくるので、かなりイメージがしやすい。それでいて飽きさせない描写、会話は作者のヤンデレ愛を感じさせる。 ストーリーはヤンデレ要素とは違い少し気を入れて読む必要があるが、この作品を楽しめなくなるほどでは無いので心配する必要は無い。
作者は各登場人物に結構分量を割く印象がある。なので登場人物が作者の他の作品より比較的多いこの話だとストーリーが中々進まない。ただ、読みにくいということでは無いので星4つ。ヤンデレ要素は正直薄まっていっている感じがする。 異世界モノとしてはかなり面白いのでこの先が読めないのがなにより残念。
