振られた幼馴染が色々しちゃうss
紹介した人: デグレゲロゴ
登録日:2018年8月26日
懐かしい作品です。地の文のないss作品ではありますが、前半ではヒロインが病むに至った過程が描かれており、とてもいじらしいものがあります。ただ後半になるにつれ病み描写は少なくなり、あまり必要とは思えない濡れ場が増えてくるように思えました。勝手ながら、当時ヤンデレという概念すら知らなかった頃から、現在に至るまでの私のヤンデレ観を形作った作品の一つであるという思い入れも含めてこの評価となります。
2020年2月19日
このタイトル通りのストーカー展開が繰り広げられる序盤は、幼ちゃんのキョドキョドした可愛らしさがイイです。登場人物の呼称に関しても、読みはじめは違和感しかないが3ページ目位から慣れます。幼ちゃんがラブレターを送り出す辺りから生じていたヤンデレホラームードを完全にぶち壊した男君の心の広さは感動です。 「壮大なプロローグ」とも称され(煽られ)後編がスタートしますが、かなりのデレデレ物語が広がります。一般的な感性をもつ俺君が愛情の重い幼ちゃんをどう御するかという、リアルでも応用できる非常に実践的なストーリーです(ただし絶倫に限る)。 さて全編通してとても面白いのは間違いないのですが、ヤンデレ小説として評価するなら個人的には星3。大半がエロ描写であり、純粋な病みを感じられるパートは多くないです。また、二人の心情の変化や、ヒロイン幼ちゃんが病んでいく過程などは、比較的あっさり描かれており、物語がやや単調な印象をうけます。周りのキャラも二人に積極的に絡んでくることが無いため、監禁パートもいまいち盛り上がりに欠けます。ヤンデレの可愛らしさと素晴らしさをもっと引き出せるのでは、と感じました。
2018年8月27日